好きな言葉

一隅を照らす

一隅を照らすもので 私はありたい
私の受け持つ一隅が どんなちいさい
みじめな はかないものであっても
わるびれず ひるまず いつもほのかに
照らしていきたい

住友常務理事だった田中良雄さんの詩です。

わたしに与えられた環境で与えられた役割を果たしていきたい。少しでもわたしに与えられた一隅を照らしていきたいと思っています。

似たような言葉に、易経の「楽天知命」というものもあります。
「天を楽しみ、命を知る」

天とは与えられた環境、境遇のこと。与えられた境遇の中で、楽しみや使命を見出し、その使命を果たしていきなさい、ということだとわたしは理解しています。

今いるこの場所で必要とされる人に、この場所に必要な人になりたいです。

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タゴール詩集「新月」より

嬰児は、もし彼がそうしたいとさえ思えば、
すぐにでも天上に舞いのぼることができるであろう。
だのに、彼はわたしたちのそばを去ろうとはしない。
それにはわけがある。
彼は、母の胸に、その頭を息ませることが好きなのだ。
そして母の姿を見失うことは、彼にとって、しのびがたいことなのだ。

嬰児が何をいうかは、誰にもわからない。
けれども、彼は、さまざまの賢い言葉を知っている。
だのに、彼はそれを話そうとはしない。
それにはわけがある。
彼がのぞんでいるただ一つのことは、
母の唇から、
母の言葉を学ぶことなのだ。
そして、彼があんなにもあどけなく見えるわけが、そこにある。

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「預言者」より

今日も「預言者」から好きな言葉をご紹介します。

苦しみについて

 苦しみの多くは自ら選んだもの。
 それは、あなたがた自身のなかの、うちなる薬師が、病んでいる自分を癒やそうとして盛った苦い苦い一服。
 それゆえに、この薬師を信じなさい。そしてその薬を沈黙と静穏のうちに飲みほしなさい。

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「THE PROPHET 預言者」より

誕生日にもらったカリール・ジブランの「預言者」から好きな言葉を紹介します。

犯罪(つみ)と処罰(ばつ)について

どのような聖者、義人も、あなたがたひとりひとりのうちに住むあの“高い方”より高くは昇れず、どのような悪人、弱者もあなたがたひとりひとりのうちに住むあの“低き者”より低くはなれません。
<中略>
あなたがたは皆一緒に、まるで行進のように、“神なるもの”に向かって歩んで行きます。
あなたがたは道です。そしてまた道行く者です。
もしひとりが倒れれば、それは、後から来る者たちのためなのです。つまずかせる石のありかを告げ知らせていますから。
ああ、かれが倒れるのはまた、先に行く者たちのせいなのです。かれらの足がどんなに速く確かであっても、つまづきの石を取り除けはしなかったのですから。
<中略>
まことに、罪のあるのは、しばしば当の被害者。
そして、さらにしばしば、罪を問われた者は、罪なく、科なしと見なされた者の代わりに、その重い荷を担う者。
ひとは分けることは出来ない。義人と罪人、善人と悪人とを。
<中略>
あなたがたは正義を求めています。それなら、溢れる光の中ですべての行いを見なければなりません。
そのときにこそ知るのです。起っている者も倒れている者も、つまりは同じひとりの人間であり、あの“小さい生きもの”の夜と、あの“神なるもの”の昼とのあいだ、つまり薄明のうちに立っていることを。

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終戦記念日

昨日、NHKスペシャルパール判事は何を問いかけたのか~東京裁判・知られざる攻防~を見ました。
東京裁判で判事11名の中たった一人日本無罪を主張した唯一の国際法学者、パール判事についての放送でした。

判事は日本滞在中、一度も日本を見て回ることはなく、ホテルの部屋にこもり判決文を書くことだけに集中したそうです。
しかし裁判が終わってから数回日本を訪れ、各地をめぐり、講演会等を行ったそうです。
うろ覚えなので少し間違っているかもしれませんが、パール判事はこのようなことをおっしゃっていました。

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幸福

今日は一点の雲なく、幸ある空は
友のように笑っている。胸に、顔に、眼の上に
やさしい微風がしずかに吹く。まるで眠っている天の花嫁の
見えざる裳裾がからだにふれるようだ。
わたしの小舟はおだやかなパドマの
平和な胸の上にうかび
さざめく水の上で揺れ、遠く
水から生れた何かの生きものが寝そべって日を浴びているように
半ば水に沈んだ砂丘がきらめく。

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鳥の羽

子供が駆けこんできて叫んだ、「みてよ、お母さん、みてよ。あたし、こんなもの見つけたのよ!」
彼女の眼は微笑でかがやき、小さい赤いガラス玉の腕環は喜んで手を拍った時にチリチリと踊って鳴った。そして彼女は母親の頸に腕をまきつけて叫ぶ、「みてよ、お母さん、みてよ。あたし、こんなもの見つけたのよ!」
それは金と青の色をした鳥の羽である。それは子供の耳に、空と雲の、巣と雛の叫びの、曙の喜びと飛翔の希望の物語をささやく。子供はその羽で頬をなで眼をなでて、夢中になって叫ぶ。
「みてよ、お母さん、みてよ。わたし、こんなものを見つけたのよ!」
母親はそれを見て吹きだしていう。
「おや、結構な宝物をみつけたこと!」そして羽を投げすてて忙しく家事にとりかかる。
子供は翼の折れた鳥そっくりに床にくずおれる。彼女の眼の中の微笑は消えてしまった。しばらくして彼女は起き上ると、その羽を拾った。その時から彼女の宝物は、母親の眼からさえ隠されたのだ。

―タゴール詩集 <黄金の舟>から

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短詩三十章より

水に住む魚は黙し、地上の獣はかしましく、空の小鳥は歌う。
しかし、人間は彼の中に海の沈黙と地のざわめきと空の音楽とを持っている

すべての嬰児は神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージをたずさえて生まれて来る。

木の葉の誕生と死とは渦のすみやかな回転であり、その一層大きい輪がしずかに星辰の間をめぐっている。

神の大きな力は静かな微風の中にあって嵐の中にはない。

鉢の中の水はきらめいている。海の水は暗い。
小さな真実は明晰な言葉をもつが、大きな真実は大きな沈黙をもっている。

―タゴール詩集 <迷える鳥>と<蛍>より

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端緒

「どこからあたしは来たの、どこで母ちゃんはあたしを拾ったの?」と嬰児が母親に訊ねた。
母親は答えた、半ば泣き半ば笑いながら、そうして子どもを彼女の胸にしめつけながら―「お前はわたしの胸のひそやかな願いとしてそこに隠れていたの、いとし子よ。
お前はわたしの幼い日の遊びのお人形の中にいたの。そしてわたしが毎朝粘土でわたしの神様の似姿を造った時に、わたしはお前を造っては壊していたのです
お前は家の守り神と一緒に祭られていたの、それを拝んだ時にわたしはお前を拝んでいたの
わたしの希望と愛のすべての中に、わたしの命の中に、すべてお前は生きていたのです
わたしたちの家を司る不死の精の前掛の中で、お前は幾年も幾年も育てられてきたの
娘の頃のわたしの胸が花びらを開きそめたとき、お前は香りとしてその囲りに漂ったの
お前のやさしい甘やかさは、わたしの若いからだの中に花咲いたの、日の出の前の空の彩りのように
天国の幼子(ういご)として、朝の光の双生児(ふたご)として、お前は世界のいのちの河に浮かんでおりて来て、そうして最後にわたしの胸に下り立ったのですよ
お前の顔を見つめるたびに神秘がわたしをとらえます。世界のものであるお前がわたしのものになったのですもの
失くしはしまいかと、わたしはひしとお前を胸に抱きしめます。どんな魔法が世界の宝をわたしのこんなに華奢な腕に捉えさせたのでしょう?」

―タゴール詩集 <新月>から
これはほんとに感動的な詩。こんなふうに言ってもらえる子供は幸せだと思いませんか?わたしもいつか自分の子供に聞かれたら、ぎゅっと抱きしめて言ってあげたいです。

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われらの国の大地と水を

われらの国の大地と水を、空と果物を、甘美にしてください、神よ!

われらの国の家庭と市場を、森と畑を、豊かにしてください、神よ!

われらの民の約束と希望を、行為と言葉を、真実にしてください、神よ!

われらの民族の息子と娘の生命と心情を、一つにしてください、神よ!

―タゴール詩集 <選詩集>から

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あなたは誰だ

あなたは誰だ、私の詩をこれから百年後に読んでいる読者よ
私はこの春の富の中のただ一つの花、彼方の雲の黄金のただの一筋をも君に送ることができない
君の扉口をひらいて外を見たまえ
花咲いている君の庭から、百年前に消えた花の香ばしい思い出を集めたまえ
君の心の喜びの中で、ひょっとすると君は、百年という歳月をこえて、その喜ばしげな声を送りだした、ある春の朝の詩人の生き生きした喜びを感じるかも知れない。

―タゴール詩集 <園丁>から

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わが生命の生命よ

わが生命の生命よ、私はつねにわが肉体を清浄に保つべくつとめましょう。あなたの生きた手が私の四肢の隅々に触れていることを知っていますから。

私はつねに私の思いからすべての虚無を遠ざけましょう、あなたがかの真理、私の心のうちに理性の灯を点じて下さったことを知っていますから。

私はつねにあらゆる悪を胸から追って、私の愛を花咲かせておきましょう、あなたが私の胸の奥処(おくが)の神殿に席を持っていらっしゃることを知っていますから。

そして私のつとめは、あなたを私の行為のうちに顕わすことなのです、私に行為するちからを与えて下さるのはあなただと知っていますから。

―タゴール詩集 山室 静 訳 <ギタンジャリより>

最近母に借りて読んでいます。昭和52年11版発行の古い本です。私より年上です。
その当時東洋でただ1人ノーベル文学賞を受賞した大詩人です。詩聖と呼ばれているそうです。
他にも紹介したい詩がたくさんありますのですこしづつ紹介していこうと思います。

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書籍「不都合な真実」より

私の感動したシーンの全文が書籍版に載っていたので紹介します。

―遠い昔のこと、米国が宇宙を探査するために打ち上げたロボット宇宙船が、地球の重力から抜け出そうとする時に写真を撮った。
私たちの地球が虚空の中でゆっくりと回転している写真だ。

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ターシャの絵本「喜びの泉」

最近読んだ絵本「喜びの泉―ターシャ・テューダーと言葉の花束」より

『一粒の砂に世界を見
一輪の野の花に天国を見る
手のなかに無限を収め
ひとときのなかに永遠をとらえる』
ウィリアム・ブレーク 「無心の前兆」

喜びの泉―ターシャ・テューダーと言葉の花束

ターシャの優しい絵に心を癒される。
こどもたちや、コーギー、自然の風景や花々に対する彼女の愛情が伝わってきます。

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平和の祈り

あぁ主よ、わたしをあなたの平和の道具にしてください。
憎しみのあるところに、愛をもたらすことができますように。

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